冬ですか？雪と氷のバルム峠

この前まで気温３０℃を超えて暑い暑いと言っていたのが嘘のように寒いシャモニーからこんにちは。

私の記憶が確かなら…例年９月のシャモニーは、観光のピークも過ぎ静かになった山は気候もよくて一番いい時期だと思っているのですが、今年はお天気も悪くなにより寒い日が続いています。（ツールドモンブランされている方にはかなり過酷。）

昨日は１週間ぶりに晴れの予報だったので、「今年最後のブルベリー狩りに行くぞ～。」と張り切って外に出ましたら「あれ？想像以上に寒い・・」それもそのはず気温０℃で車の窓ガラスが凍っていました。（乙）美味しくないほうのラクレットで今シーズン初の車カキカキ。

心はもうだいぶ挫けてましたが、今週末でほとんどのケーブルカーが夏の営業を終えるので駆け込みで私が向かった先はバルム峠。

一週間前はMyltille（ミルティーユ / ブルーベリー※ビルベリー）が沢山あったので（半ば諦めつつも…）それをお目当てに行ったのですがすが、マイナス３℃世界では時すでに遅し…やっぱり何もかもが凍っていました。

ある意味普段あまり見られない風景で、雪と氷と紅葉のコントラストはとても綺麗でしたが、いかんせん寒い。でもせっかくなのでお約束で…（？？）スイス側からモンブランを撮影して・・・

フランス側も撮影して・・・と思ったら前日の嵐で吹き付けた雪が凍って文字が見えない。（笑）

お約束でバリバリ氷を剥がし…FRANCEの文字発見した後には…

これまたやっぱりお約束で、スイスとフランス国境に立ち…

「わーい（体の）左半分スイスで右半分フランスだー。」と一人はしゃぐ。しつこいけど気温マイナス３℃。みなさんは暖かいときに、歩いて越える牧草地の国境越えを是非お試しくださいね！

帰りは雪をサクサク踏む感覚とか氷をバリバリ割って歩く感覚を一足早く楽しみながら帰ってきました。下に降りて、知り合いがいたのでチケット売り場に寄ったら「どこ行ったの？」「バルム峠」「寒くないの？」「寒かった」ということで呆れられて帰ってきたのですが・・・

その帰り道エギィデュミディ展望台前を通りましたら、久しぶりに晴れたので９月の平日にもかかわらず大行列。
「みなさん展望台の気温はマイナス１０℃ですよ～。知っていますか～？激寒ですよ～。」と心の中でつぶやきつつ、その足でキノコ狩りに行きました。（よく遊びよく遊びでブログ更新できないのね。と思った方、大正解！）

来週は標高１５００mまで雪が下りてくる予報がでているのですが、「きのこが凍るぢゃないかっ」というのが目下一番の心配事だったりするのです。