それぞれの新しい道

 

今日10月25日の午前2時(夜中の3時に時計を1時間戻します。)に夏時間から
冬時間に切り替わりました。いつもより1時間長い1日。

毎年、10月の最終日曜日に夏時間から冬時間に切り替わるのですが、
冬時間になり、日本との時差は8時間に。

昨日の夜、寝る前に時計を1時間戻してから就寝したのですが
(自動時間変更機能がないものは手動で直します)朝6時から騒いでいる人約1名…。

ただいまヴァカンス真っ只中のフランスですが、山の我が家の7歳児、元気すぎ。
(体内時計までは直せないので昨日までの7時&私も21時には寝てしまったのでまあ十分寝ているのですが…)

昨日からのブームがなんと巌流島の闘い。はい。武蔵と小次郎の対決です。
新聞紙を丸めて、朝から暇をみつけてはずっと戦っております。辛すぎる…。
求む!!子守!!!(いや〜オースケを知っている人ならその激しさご想像いただけるかと…)

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※今日のパッシー湖。紅葉が綺麗でした。

さて、ヴァカンスに入る少し前、オースケがお友達から招待状をもらってきました。
受け取ったその日は学校に忘れてきてしまっていて、オースケ曰く、
「E君からお誕生日会の招待状もらったー。」というのですが、
私の記憶が確かならE君のお誕生日は4月だと思うけど…???

そしてその招待状は、お誕生日会ではなく、お引越しをするので
転校前のお別れ会への招待状でした。

当日、私は行けなかったのですがE君のママとお話ししたブン曰く、
隣県にお引越しするとのこと。

お引越しの理由は、シャモニーはシーズンワークばかりで、安定した(長期の)
仕事につけないので、新天地を求めてとのことでした。

シャモニーでの仕事探しは職種や期間を選ばなければ、さほど苦労しません。
人口の70%がなんらかの形で観光業に携わっていると言われているくらいなので、
ホテルやレストラン、お店などヴァカンスシーズンならいくらでも仕事があるのが
現状です。(とはいえここ数年やはり不景気でそうもいっていられないようですが…)

ただし、子供がヴァカンスでお休みの時がまさに稼ぎどきなので
長いヴァカンス期間にあまりお休みをとって子供と一緒に過ごすことが
できない。一年間を通しての仕事が少ない。というのがあります。

詳しくはまたフランスでのお仕事探しとしてご紹介したいと思いますが、
(私が知っているのはシャモニーだけなので観光地特有の特殊なケースのご紹介になってしまうのですが)
観光地ならではの特殊な働き方とも言えます。

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E君のママはシングルマザーで、E君のパパも近くに住んでらっしゃるのですが、
(パパはフランス南西部にお引越しするとのことで)いろいろなタイミングもあったのだろうな
と思います。

フランスは日本に比べていろんな制度がとても手厚いので、一人で子育てしていても
大変ではあると思いますが、経済的に困窮するということはないと思いますし、
労働時間も厳しく制限されているので、生活のために働きづめで(そもそもそういう概念がない)
子供とほとんど一緒に過ごせないということはないのではないかと思いますが、
より良い環境を求めて動く、フランス人女性はやっぱり逞しいなぁと思います。
(と書きつつ…特に母は強しで、国籍関係なく自分も含めて女性はみんな逞しいかな。と思ったりもします。)

日本が好きで私を見るといつも「こんにちは〜」と言ってくれたE君。
お別れ会の時に、侍プリントの手ぬぐいとマグネットになった手裏剣を
あげたのですが、それを翌日、頭に巻いて学校に来てくれたようで(笑)

2週間のヴァカンスも中盤を過ぎ、E君とE君のママは新しい土地で
お引越しも無事にすみ、新たな生活をスタートさせたかなとふと思い…

E君はサッカーがとても好きな子だったから、冬は雪深いシャモニーより
新しい土地のほうがきっといいよね。と思いつつ。
元気に頑張って欲しいです。
我が家も(特この週末全くフランス語の勉強が出来ていない私)頑張らねば!