南仏のニースでまた痛ましいテロが起こってしまいました。
普通の日常のちょっとした幸せな時を過ごしていた人々を無差別に襲う。
というのは本当に理解できないことです。月並みにですが亡くなられた方の
ご冥福のお祈りするとともに治療中の方々の回復を願わずにはいられません。
※画像は記事とは関係なく、シャモニー観光局前にて先日行われていたヨガ体験レッスンの様子です。
大自然の中、山の上でのレッスンもあります。
連日、世界各地で起こる痛ましいテロや事件、事故・・・。心痛まない日はないと
いってもおかしくないくらいの日々ですので、ブログではあえて触れていませんでしたが、
きっと、シャモニーへのご旅行を予定されている方は少なからず心配されているかと思い
ますので、今日はシャモニー及びその近郊の治安についてすこしお話したいと思います。
悲しいことに今はここは安全です。と言えるところは日本国内を含めてどこにもないのでは
ないかとすら思うのですが、今日もシャモニーは普段と変わらない穏やかない1日でした。
だからと言ってこの先、何も起こらないという保証はありませんし、絶対安全ですということ
はないのですが、治安は今も昔もいいと言えるのがシャモニーだと思います。
つい2週間ほど前はGendarme(フランス国家憲兵隊)がシャモニーや私の住む隣町の巡回をしている
姿をあちらこちらで見かけてとても珍しいことなので、何かあったのかな・・と思っていたのですが
中国国家副主席の劉延東(りゅう えんとう)氏がシャモニー訪問をするからという理由でした。
www.ledauphine.com
翌日の新聞にはミディ展望台でピースしている写真が掲載。
観光??と思ったのは私だけではないはず…というか平和ですシャモニー。(本当に幸せなことです)
余談ですが、この夏は中国要人の方が立て続けにシャモニーを訪れています。
さて、みなさんに気をつけていただきたいことが一つ。
とても基本的なことですが荷物は必ず手元においてくださいね!!!
というのも、シャモニーへの空の玄関口ともいえるジュネーブ空港で、昨年12月に
(パリのテロの後で、ちょうどテロの犯人がジュネーブに潜伏していると発表された時期)観光で訪れていた
日本人学生さんが、荷物を置いたままその場を離れて不審物として爆発物処理班が
出動して空港ターミナルを一時閉鎖するという騒ぎがありました。
www.lematindimanche.ch
現地の新聞では顔写真も写っていますし、名前もバッチリ載っているこの学生さん。
お友達に荷物番を頼んで、その場を離れたようなのですが、荷物番を頼まれたお友達も
なんらかの理由(タバコを吸いに建物の外へ?)で荷物をおいてその場を離れてしまったようでして、
リュックサックが爆破されてしまいました。
スーツケースは爆破される前に駆けつけて無事だったようですが、航空券をはじめ
貴重品がリュックサックに入っていたために、改めて航空券を買い直す必要があったようです。
本来なら日本円で250万円くらいの罰金(出動費用)が発生するようなのですが、今回は特別にお咎めがなかったようです。
ですが、この学生さん、航空券を再び購入するためにカウンターに並んだ時もスーツケースを
置きっぱなしにしてしまったようで、再び厳重注意。
基本的なことですが、荷物はいかなる時も置きっぱなしにしてはいけませんよ。みなさん!!
私自身はジュネーブ空港でもジュネーブの街中でも幸い怖い目にあったことはまったくなく
安全な街だなぁと思っていたのですが、結構身近でスリの被害に遭われた方の話などをよく
聞きますので、手荷物等には十分にご注意ください。
それとシャモニーではなく、スイスでの列車内での話ですが、電車内で小銭をわざと
落として(ばら撒いて)それを拾うのを手伝うとその隙に現金やパスポートを盗まれると
いう話も聞いたことがあります。(日本人は親切なのでその親切につけ込むような手口です)
あまり警戒しすぎて、ギスギスしすぎるのも考えものですが(パリの観光名所とかで話しかけられると
私の中で警戒スイッチがONになっている時なので脇目もふらず素通り。でもそのあとを歩いてきたブンが快く写真を撮ってあげたり
しているのをみると、あっ、ただ純粋に写真撮ってもらいたかっただけだったのに本当に悪いことしちゃったなって思います。
シャモニーは住んでいるということもありますが、ゆるゆるスイッチONなので、話しかけられたらほぼ100%立ち止まります)
ゆるみっぱなしも如何なものかと思いますので、これからシャモニーにいらっしゃる予定の
ある方は十分ご注意くださいね。
みなさん滞在が楽しく充実した日々でありますように!