今年も夏の終わりの一大イベントUTMBが開催中ですが、毎年のことながらすでにトップランナーの方たちはゴール。山岳地帯を一昼夜走り続けることもすごいのですが、毎年のことながら何といってもタイムもすごい・・。普通1週間かけて歩くところを、22時間ちょっとで駆け抜ける人たちって本当にすごいです。
さて、お天気に恵まれてよかった。なんて思っていたのですが、今年も昨年に引き続き、暑すぎたのではないかと思います。悪天候も困りものですが、晴れたら晴れたで過酷ですね。
結局、おとなしくしていられずスタート時間に、我が家の毎年恒例UTMB応援スポットに行ったのですが、今年は中国の方の参加がぐーーんと増えたようで、ゼッケンの下に入っている国旗も見えづらかったので(老化で視力が下がっているという話はさておき)もうなにがなんだか・・という感じで応援させていただきました!(笑。来年こそは日本の旗を準備しなければ!?)
昨年と同じく、トップランナーの方がレズーシュの駅の付近に到着したのは18時28分頃。私なら自転車漕いでなんとかつくかな・・という時間です。(それも怪しい)そもそもこのレース、東京―静岡を移動するのと同じくらいの170kmという距離、しかもアップダウン(標高差)の激しい山岳地帯を昼夜、走り続けるという過酷なレースでして・・花形レースともいえるUTMB®とCCC®(101km)につい目を奪われがちですが、昨年出来たばかりのoccというレースだって侮るなかれ(決して侮ってはいないのですが・・)53.2km。TDS®は118.6km。PTL®という、さらに高度な技術が求められるチームでの1週間レースなど、ほんとうに脱帽としか言いようがありません。
今この瞬間もゴール目指して頑張っている方が大勢いらっしゃると思います。がんばってください!
さて、そんな熱い夏の最後を味わうことなく、山にほぼこもりきりの私ですが、きっとシャモニーの街に降りる頃にはの夏もすっかり秋の気配がただよっているんだろうなと思います。
そして前回に引き続き、今日の脱力女子。参加ランナーの方はぜひ、こんな感じにレース後の体を十分に休めてくださいね。気持ちよくダラダラしているところにちょっかいをだして、アッパーパンチならぬ、ネコキックを右目に受けて、「ママ―。ママ―。見て!写真撮って!!」と喜ぶオースケ怪獣。
もうすぐフランスの長い夏休みも終わりです。必然的に山に篭っている身としては何か修行(例えば、フランス語の勉強とか。)をしなければ・・と思うのですが、何もしなくても1日(というか既に1週間ですが)というのはあっという間に過ぎていくなぁ・・。何かに情熱を傾けて凝縮した時間を過ごしている人たちをすごく眩しく思う静かな夏の終わりです。
追記:
夕方お天気が崩れる予報が出ていて、すこし天気雨のようになっていたのですが、その程度で済むと思っていたら、山の我が家は現地時間19時過ぎから、そしてシャモニーは20時過ぎから、強い雷雨で22時現在も降り続いています。ちょうど昨年12位だった土井陵(たかし)さんが先ほど見事にゴールされました。おめでとうございます!&お疲れ様でした!この後もコンディションが心配ですが、ランナーの皆さんくれぐれもお気をつけて。