前回に引き続き、Hôtel le Jeu de Paume (ホテル・ル・ジュドポム)。こちらのホテル内にあるレストランLe Rosebud は、ミシュランガイド掲載の常連でもあります。
夏は緑が眩しく、冬は一面真っ白な銀世界に包まれるテラスのすぐ横(画像奥)は、屋内プールになっていて、テラス席の奥にはデッキチェアなどもあり出入りができるようになっているので、夏はアペリティフをしながらのんびりとくつろいでいる人もちらほら。(冬はきっとジャグジーに入りながら雪見酒?)四季折々の景色を感じられる静かな空間です。
こちらのレストランは伝統的なフランス料理と、さまざまなスパイスを使ったお料理と、地産の食材を使ったお料理の3つの異なるテーマを掲げたコース料理を提供をしています。
シェフの目がすべてに行き渡るようにしているため、それぞれのテーマでのコースは各1コースずつ、その他にアラカルトで注文できます。
もともとハーブや食用のお花などを使い、香りを使ったお料理に定評があるシェフなので、この日いただいたコースの味付けはごくごくシンプル。普段、調味料慣れしている庶民の舌(←私のことです)にはちょっと物足りないかなという感じでしたが(&ハーブが苦手な人にはむかないかと思います)特にハーブを使っているお料理はその分、何も足さない何も引かないお料理。それだけにごまかしがきかないので、素材勝負という印象を受けました。
やわらかくて美味しかった仔豚のお肉(↑)とビーフ(↓)。どちらも【青(緑)黄赤白黒(茶)】(しょうおうしゃくびゃくこく)
最近はまっている(笑)「あのニュースで得する人損する人※」でゴショクレンジャーさん(見ていない人にはなんのこっちゃですね)曰く、お料理にこの5色が含まれていると、とても美味しく見えるという和食の基本なんだそうですが、まさに実現されている世界。
お魚好きの(お肉が嫌いともいう)オースケこのほほ笑み。
たくさん食べたはずなのに、フランスでは定番のチーズも3種チョイス。(たいていはデザードに備えパスするのですが、お料理が重たくない分、この日はチーズも別腹。笑)
そして、こちらが本当の別腹。ほんのりリキュールも別添えです。
こちらのデザートは再び、青黄赤白黒(しょうおうしゃくびゃっこく)←舌噛みそうです…。
ぺろり。
五感で感じる非日常の仕上げはテラスでの午後のひと時。風と鳥の声しか聞こえない至福の時です。
Hôtel Jeu de Paume Restaurant Le Rosebud
705 Route du Chapeau, 74400
Chamonix-Mont-Blanc
tel : 04.50.54.03.76
Chamonix Bus Line 2番線 Le Lavancher 下車 徒歩20分(集落のほぼ一番上に位置するので上り坂です) ※他ホテルの有料送迎あり。