フランス人の風邪予防。お土産にもお勧めの薬局で購入できる優れもの!

私たち日本人の風邪の予防といったら、うがい手洗いマスク・・・etcだと思うのですが、フランス人はマスクをしません。人によりますが、うがいも手洗いもほとんどしません・・・×× マスクは存在するにはしますが、基本的に医療関係者用で、インフルエンザなどが蔓延しているこの時期には院内感染を防ぐために病院や介護施設などの入口に置かれていて入館する前につけるくらいで、街中でマスクを着用しようものならガン見されます。

なぜならフランス人にとってのマスクは、マスクをしている本人がなんらかの重篤な感染病にかかっているという意味を持つからです。だからガン見といっても怒りの目線ではなく、驚きと恐怖の眼差しです。実際、私もフランスに住み始めてすぐのころ車の運転中にマスクをして歩行者の方のために車を一時停止したときに、にこやかに手を挙げて「止まってくれてありがとう」とほほ笑みを投げてくれた若者が、日常目にすることはない何かを目にしてしまい、もう一度振り返り目を見開いて私のマスク姿を恐怖の眼差しで凝視した後、小走りにその場を去って行くということがありました。ほんの数秒の出来事ですがそれ以来、外出先でのマスクは控えています。(ちなみに鳥インフルエンザが世界的に猛威をふるっていた冬・・私はただの風邪でしたけどね) 

では、フランス人は風邪の予防をまったくしないのかというとそういう訳でもなく、私の周りのフランス人をみていると統計上かなりの確率で使用しているものがあります。

アルコール消毒!といいたいところですが、それはまたの機会にご紹介するとしまして・・・それが今回ご紹介するこちらの“’グレープフルーツシードエキス” フランス語ではExtrait de pépins de pamplemousse(エキストラ  ド ぺパン  ド ポンプルムース)と呼ばれています。日本ではあまり馴染みがなく、主に通販での購入になるようですが、グレープフルーツの種のエキスを抽出したもの。

グレープフルーツシードエキスで検索すると色々と効能がでてきますが、抗菌効果が高いので、天然の防腐剤とも称され、自然素材のコスメなどに利用されることもあります。また主にビタミンC・Eなどが豊富で免疫力を高める効果があるので、風邪の予防薬として朝コップ一杯の水に数滴たらして特に秋~春先に毎朝飲むのを日課にしているというフランス人が多いです。

フランスではPHARMACIE(ファーマシー )と呼ばれる緑の十字の看板が目印の薬局とBIO(ビオ)とよばれるオーガニックのお店にはたいていおいてあり、処方箋は必要ありません。スーパーでも健康食品コーナーがあるところでは見かけたことがあるので、薬ではなく食品に分類されていてどなたでも購入できます。ただ、持病のある方はかかりつけのお医者さんに確認の上、ご使用なさってくださいね。(妊娠中・授乳中は使用を控えたほうがいいようです)

その他、注意するべきは原液でそのまま飲まないこと。必ずコップ一杯の水やジュースなどに数滴たらして摂取します。大人は5~10滴を1日1〜3回、5歳以上の子供は、3~5滴を1日1〜2回、摂取するのが目安とのことですが、私のまわりでは朝の日課にしている人が多く、予防の時は5~10滴、風邪をひいたときは10~20滴というふうにしている人が大多数。

あと私は個人的にオーガニックのマークがついているものを購入しています。

シャモニーは全体的に物価が高いのでフランスを含めてヨーロッパの他の都市を旅行で回られる場合は他の都市で購入したほうがいいかと思いますが、大きさにより(80ml~180ml)だいたい値段は8€~18€(約900円~2000円)軽くてかさばらないのでフランス流風邪予防のお土産としても喜ばれるのではないかと思います。

ちなみに私はただ今、オースケ怪獣に強力な菌を移されて風邪でダウンしております。なぜかというといつも風邪を引いた後に、グレープフルーツシードエキスの存在を思いだして飲むから!(意味なし。爆)何事も予防が肝心ですね。
そして寝込んでいるところに元気になった怪獣が「ママ~プロレスやろうよ~」って容赦なく技をかけてくるのもいつも通り。つっ辛い・・・です。でもグレープフルールシードエキスをはじめ色々試してなんとかひどくならずにすんでいる今日この頃です。

寒い季節、風邪が流行っていますのでみなさんもお気を付けくださいね。