ここのところずっとよいお天気が続いているシャモニー。
でも、霞がかかっているというか、フィルターがかかっている感じがして・・
すっきりとした青空でないような・・?(気にしすぎかもしれませんが)
シャモニーでは、数年前から大気汚染(フランス語でPollution/ポリューション)が
騒がれるようになりました。
シャモニーにはイタリア側に抜けるトンネルがあるため、交通の要になっており、
輸送のトラックがたくさん通過します。また観光地であるため、観光バスも多く、
普段の生活でも車がないと不便なため、排気ガスの量はとても多く・・
またシャモニー谷の下の町には工場もあり、あとは暖炉や撒ストーブの煙突から出る煙も
汚染の原因の一つとのこと。
(なんと!撒ストーブはエコロジーだと思ってたのに。山の家でも使用頻度をかなり減らしております)
それらの原因プラス、地形が要因として加わって近年、汚染が深刻な問題として騒がれています。
先日、テレビで放映されていた特集がYoutubeに動画がアップされていたのでご紹介しますね。
(当然?全部、フランス語なのですが・・)
つい最近まで、霧だと思っていたのは霧ではなく大気が汚染されたもの。
山の家は少し町から高いとこにあるのですが、レ・ズーシュの街が雲ではなく、
うっすらと霧に覆われて見えることがあるのですが、住んでいる友達によると
洗濯物が黄色くなるとのこと・・。(恐)
オースケの通う学校では、ポリューションの数値が高い時には子供達は外に出ることが禁止されます。
校庭はもちろんのこと、野外授業でスキーなどがあってもキャンセルになります。
こちらの動画でも、お医者さんが毎朝ポリューションをチェックしてご自分の娘さんたちに
今日は、学校は休みなさい。と言っている部分が最後の方にありますが、汚染によると思われる、
子供達の救急患者が30%も増えている医療の現場で、現状を目の当たりにしている方ならではの
措置だともいえますね。(最後は引越すしかないと仰っています…)
私自身は、あまり危機管理が徹底している方ではなく、なにも学校まで休ませなくても・・。
と思ってしまう部分もあるのですが、自分のできることから行動を起こさなくてはと思います。
先日は学校で、vendredivert(緑の金曜日)というプリントが配られ、今度の金曜日は車を使わず
電車やバス、徒歩で通学しよう!というものでした。
オースケ、ブースカブースカ言っておりましたが、がんばって歩きました。(距離はたいしたことないので)
もうすっかり春の陽気、山の家から自転車で通勤しようかなぁと思うのですが、思うだけでなかなか
行動に移せない自分がいます。(環境にやさしく、体にもいいと、いいこと尽くめなはずなのですが体が重い、笑)
この冬は駅まで歩いて電車通勤した日もあるので、やっぱり歩いたほうがいいかなぁ。(自転車よりきつくない!?)
シャモニーも市の中心街で無料の循環エコバスを運行したり、その他、様々な取り組みをしています。
私も自分のできることから始めたいと思います。
ローヌアルプ地方の空気の状況はこちらのサイトでご確認いただけます。