1月7日午前11時半頃(現地時間)パリ11区にあるフランスの雑誌社『Charlie Hebdo
シャルリー・エブド』本社が、カラシニコフ銃等を所持し武装した二人組の男に襲われ、
同誌のジャーナリストや風刺画を描いていたイラストレーター、警察官2名を含む12人が
死亡し、他にも複数の被害者が出ました。
犯人は銃撃した2人組の兄弟と18歳の運転手あわせて3人。
事件後、銃撃現場を訪れたオランド大統領は「テロ行為である」と断言し、パリでの
テロ攻撃への警戒をさらに強めると発表しました。
運転手の18歳の男は、7日の深夜(現地時間)に警察署に出頭、しかし依然として現在
(現地時間8日深夜)銃撃した2人組は逃走中で、フランス北東部に潜伏中とのことで、
場所は特定できていないものの近隣をフランス特殊部隊が包囲している模様です。
また、パリ市内の警戒が続く中、8日朝、女性警官が男に自動小銃で撃たれ、死亡する
という事件も発生しました。シャルリー社銃撃事件との関係は明らかになっていませんが、
こちらもフランス政府はテロ事件と認定しており、現在、パリ及びフランス北東部のテロ
警戒レベルは最高レベルに引き上げられています。
外務省海外安全ホームページに「フランス:パリ雑誌社に対するテロ事件の発生に伴う注意喚起」が、掲載されております。
パリは勿論、フランス及び欧州各国へお出かけの予定がある方は、一度ご確認ください。 シャモニーはパリから600kmほど南東にあり、今のところテロの警戒レベルは低い地域ですが
パリ市内及びフランス全土で追悼集会が続いている一方、イスラム教徒が多く訪れる飲食店や
モスクが攻撃されており、今後どのような方向に発展していくかはわかりませんので、
来仏予定のある方は外務省の海外安全HPなどで最新の関連情報の入手に努めてください。
また今回のテロに関してフランス全土でインターネット上でもアクションが起きています。 Je suis CHARLIE (私はシャルリー)というハッシュタグを付けたメッセージを数多くの人が
投稿しています。
言論の自由、表現の自由を残忍な方法で奪われたことに対する抗議の輪が広がっています。
亡くなられた方々のご冥福をお祈りします。