早いものでもう2014年も終わりですね。
日本は時差の関係で(冬時間で日本が8時間進んでいます)もう新しい年を迎えていらっしゃるかと
思いますが、フランス・シャモニーはただいま大晦日の夜、慌ただしいです上空が。
山の家、ヘリコプターの通り道なのですが、山岳救助のヘリが下の町の病院にケガ人を搬送する際に
通るルートなのです。
まとまった雪が降ったとはいえ、ゲレンデのコンディションはあまり良くなく、通常より滑走できる
コースが少ないため、あちらこちらで大混雑。
雪のあるところにみんなが行くので通常は中上級者向けのゲレンデGrands Montets(グランモンテ)に初級者の方が大勢いて、止まれずに他の人に激突したりと、とても危険なようです。
1年で一番、シャモニー谷が賑わうクリスマス後から新年までの1週間。
今年は例年にも増して、あちらこちらで大混乱が起きています。
数日前の初スキーでテレスキー(Tバー)が故障して零下の中、1時間ほどリフト待ちをしましたが、
シャモニー谷の他のスキー場でもあちらこちらで同じようなトラブルがあり、リフトの上に
40分以上乗ったままだったという話も聞きました。
リフト券を購入するのも200mくらいの長蛇の列で1時間待ち・・(この時期、例年ではありますが)
ちなみに今日は乗っていた電車も故障して、路線バスへ乗り換えるように言われたのですが、
この時期、定刻通りにバスが来るはずもなく・・(しかもぎゅうぎゅうすし詰めで、乗せてもらえないこともあります。)
結局、1本後の電車がもうすぐ到着するので駅に戻るように誘導があり・・
これまた零下の中で凍え死ぬかと思いました!(←少し大袈裟ですが…笑)
街も人も慌ただしく、どこもかしこも大渋滞に大混乱。
バスも定員オーバだと乗せてもらえないと書きましたが、今日は準備万端いざスキーへ!と思ったら、何台ものバスにスルーされて結局、滑りに行けなかったというアメリカ人のグループに会いました。
そんな話を聞くと、せっかく遠方から来ているのに申し訳なく、とても気の毒だなぁと思うのですが、
悲しいかな、この時期のシャモニーの現状でもあります。
せっかくのヴァカンス。シャモニー谷にあるスキー場は宿泊する場所にもよりますが、基本的には
バスや電車での移動が伴うので、混雑・混乱を避けるためにも事前の情報収集は大切ですね。
今後このブログで、そんなプチ情報も発信していけたらなぁと思っています。
そして、観光地に住んでいるので仕方ないのですが、やはり年末年始は家族でこたつに入りながら
ゆっくり過ごしたいなぁと遠い日本に思いを馳せる年の暮れです。
(あっ、もちろん山の家から下界?に降りなければ静かに過ごせるんですけど、なかなかそうもいかず・・)