フランスで注目のオーガニックジーンズブランド

1083mille quatrevingttrois (ミル キャトルヴァン トロワ)というフランスのジーンズブランドが今、注目されています。

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注目の理由はまずmade in Franceにとことんこだわっているところ。ブランド名の由来にもなっているのですが1083はフランスで最も離れた二つの町、イタリアとの国境に位置するレモン祭りで有名なマントンとブルターニュ地方の西の町、ブレストからさらに北上した小さな海沿いの街ポルスポデを結ぶキロメートル数です。(生地の生産者の方を訪ねたりしながら実際に二つの町をリカンベント自転車で旅をされた様子がいくつか動画にアップされています。こちら↓↓の動画はその一つ。)

この距離を越えない流通経路で、フランス産にこだわってジーンズやシューズなどを作ることを目指しているブランドです。(2016年現在、ボタンはイタリア産、糸やオーガニックコットンは近郊の国から輸入しているものもありますが生地や製造はすべてフランス国内で行っています、)

ジーンズは独自に開発したオーガニックの生地を使用。そしてフランスの国土はよく六角形(ヘキサゴン)に例えられますが、そのヘキサゴンをポケットにかたどったちょっとしたおしゃれゴコロもにくい(笑)  

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ポケットの裏生地もおしゃれ。

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日本円で1万円前後と決してお安くはないですが、さすがオーガニックコットン。いままでのジーンズとはちょっと異なり、独特の柔らかさがあるので履き心地は抜群です。

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以前はインターネットでオンラインのみの販売でしたが、少しづつフランス国内で販売店を増やしていて、1083のジーンズはシャモニーでも購入できます。(次回お店をご紹介予定です)

いわば、素材の調達から生産、流通、販売までをフランス国内で行おうというミル キャトルヴァン トロワの試みはファッションの地産地消といえるかもしれませんね。今のところいい意味でフランス国内にこだわっているので、残念ながら日本でお目見えすることはないかもしれませんが、これからが楽しみなブランドです。