フランスのお店で買い物をする時のマナーのお話

ここのところ、とてもバタバタしております。(とまずブログが更新できないことの言い訳から。笑)
狭いシャモニー谷を行ったり来たりして、なぜか近距離の移動なのにあっという間に
トータルで70kmくらい車で走ったりもして・・。(遠いところに行けばあっという間の距離ではありますが、
谷の中でこんなに
走ったら排気ガスでシャモニーの空気が・・と後から反省しつつ、時間との戦いだったので・・・いけませんね。)

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まあ毎年のことですが、盛り沢山な夏もあっという間に過ぎていくなぁ〜と思っていたら、
なんと今年は早々とUTMBのコマーシャル(道端にあるいわゆる野立て看板ならぬ登り旗??)が街頭に。
70km平地を走ってもしんどいのに(しかも私の場合は車で!)それ以上の距離に加えて標高差の激しいコースを走る参加者の
皆さんには本当に脱帽です。今年も応援がんばりますよ〜!

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さてさて、お土産物屋さんに寄って買い物をしていたら、ちょうど友達が働いていて
「プレゼンダスカ」って日本語あっている??と聞かれて、はて???全くわからず。
(そもそも彼女は4ヶ国語話せるのでついにロシア語?とか脳内でフル回転)よーく聞いたら、
「プレゼントですか?」でした(笑)

まあシンプルな言い回しが一番ですが、日本から観光で来た方にはお土産ですか?
がいいのかな?それともご自宅用ですか?・・・かな・・・??と後から考えたりも
しましたが、そんな複雑にしてもということで(!?)

と言いつつ「袋は何枚ご入用ですか?」をシャモニーで流行らせようかと密かにみ目論む
今日この頃。(嘘です。笑)

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さて、タイトルの「フランスで買い物をする時のマナーのお話」ですが、なんてことはない
フランスでは当たり前のことをひとつ。
みなさん、お店に入る時はにっこり微笑んで「ボンジュール」と言ってくださいね。

日本だと店員さんが「いらっしゃいませ〜」といって、お客さんは軽く会釈を返す感じだと
思うのですが、フランスでは基本的にお客さんがお店に入りながら「ボンジュール」と
言います。勿論、店員さんのほうが先にボンジュールという時もありますし、ほぼ同時に
目をあわせながら言うこともありますが、感覚としてはお客さんが「Bonjour」(強いて言うなら
お邪魔しま〜す。というような感じで)と言いながらお店に入ります。

特に日本からいらっしゃるとフランスでは(に限らないのかもしれませんが)しばし、店員さんの
横柄な態度に驚くことがあるかもしれませんが、習慣と文化と考え方の違いもありますので、
ここは郷に入っては郷に従えです!?

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そもそもフランスにはサービスという概念がありません。
私がフランスに来て間もない頃、長年住んでいる方からお聞きした話で「なるほど」と
すとん。と納得したお話があるので今日はそのお話もご紹介したいと思います。

まったく事実と異なるかもしれませんし、不快に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、
フランスは昔、植民地文化があったので、そもそもサービスというのは奴隷がご主人様に
対してするもの。という意識が根底にあり、本来日本ではサービス業と言われる職種について
いても、あくまでもお客さんと対等な立場なので、時として態度が横柄(なのはどうかと思いますが)
なのだそうです。

それでも挨拶だけでもフランス語でしようという人にはとても優しいのがフランス人
(分かりやすい愛すべき人たちなのです。笑)

是非、お店に入る時は無言(+目を合わせない)ではなく「ボンジュール」といいながら
入ってくださいね。

といいつつ、シャモニーはこちらがフランス語でも英語で、ぐわーって返す人もいますが(笑)
単に外国人=英語。で英語スイッチ(勝手に命名)が入ってしまって切り替えられないだけなので
そういうことがあっても決してめげないでください。(笑。まあ店員さんもフランス人じゃない確率高し
ではありますが、あくまでもシャモニーはフランス。挨拶はBonjourです!)

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それと日本人がやってしまいがちな事の一つに勝手に商品に触る、試す。というのがあるかと
思いますがこれもNGです。

洋服や靴などを試着したい時には「Est-ce que je peux essayer?」
(エスク ジュ プー エッサイエー / 試着してもいいですか?)と必ず断ってからお試しください。

またディスプレイなどをはじめ商品を勝手に触るのも(ものによると思いますが)基本的にダメとされて
いますので「Est-ce que je peux le (la)  toucher ?」(エスク ジュ プー ル(ラ※)トゥシェー /触ってもいいですか?)
※対象の商品が男性名詞か女性名詞かによって違いますが間違えても通じます。
と一言断りを入れて、了承を得てから
触ってくださいね。

この3つをするだけで、楽しいお買い物になる事間違いなし!です。
あと、お店を出る時には「Merci, Au revoir」(メルシー オー(ル)ヴワール / ありがとう。さようなら)もお忘れなく。
お邪魔させていただいて、見せていただいて、買い物させてもらってありがとう!なのです〜!?

楽しい旅で嫌な思いをしないためにも、フランスでの買い物時のマナーみなさんお気をつけ下さいね。

2 comments on “フランスのお店で買い物をする時のマナーのお話”

  1. ヒロミ

    お店に入る時のBonjour。私たちもこの法則に気付いてから、お店の人が優しく対応してくれるようになった気がします。例えその後に続く言葉が片言の英語やジェスチャーでも(笑)
    田舎のレストランに行くと日本人が珍しいのかジロジロ見られることが多いんですけど、こちらから挨拶すると近くの席の人がお勧めのメニュー教えてくれたりして。フランスでは挨拶って大切だなってしみじみ感じます。

    • petite savoie

      そうなんです。お店に入る時のBonjourは本当に大事だと思います。魔法の一言で(笑)お店の方の対応が違いますよね。
      (無言でお店に入って行ってベタベタ商品に触って、気が付いたら店員さんがすごく感じが悪くて、何も買わずに出るっていうのが一番残念だと思います)
      時としてフランスでは、横柄で冷たい印象を抱く事もあるかもしれないですが、マナーを守った上で、こちらが意思の疎通を図ろうとすると、驚くくらい親切で優しい対応をしてくれるのがフランス人だと私も思っています。
      そして、フランスの田舎の人は本当に親切ですよね。

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