フランスで納豆を作る

さて突然ですが、山の我が家の7歳児の大好物は納豆とどら焼きです。
「今日のご飯なにがいい?」って聞くと「納豆!」「コロッケ」
「ジバニャンカレー(ママのカレーでないところがミソ)」「餃子」と聞いたことを
後悔する答えが多々、返ってくるのが常なのですが(作るにしても時間がかかるものが多い)
その中でも一番、困るのが納豆。

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海外、しかも山奥(というほどではありませんが)でどないせいっちゅうねん。という感じ
ではありますが、食べたいものは基本自分で作るしかないということに気づいてからは
我が家は納豆は日本への一時帰国の時に冷凍して保冷剤と一緒に持って帰ってきたものを
除くと基本手作りです。

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えっ?納豆を自分で?と日本にいたときには考えられませんでしたが、納豆菌さえ
あれば結構、手軽に作れるのです。(といいつつ、発酵の温度管理が難しいので失敗も多々あります)

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私のおすすめはこちら↑成瀬発酵科学研究所さんの納豆菌。
4g、900円で海外へも発送してくださいます。(ちなみに4gで大豆60kg分の納豆ができます)

株式会社 成瀬発酵化学研究所
〒176-0001 東京都練馬区練馬2-18-7 tel:03-3994-3939  FAX: 03-3991-1788
インターネットでの申し込みはできないのですが、とても良心的で対応も早いのが
嬉しい。

以前は、たまに気が向いたときに作っていたのですが、最近はオースケのお陰で??
どらやきと並んで我が家の常備薬。(大量に作って冷凍庫に常に置いてある感じです)作り置きしておけば、
納豆食べたいって言われてもへっちゃらです。(冷凍庫にあればこれほど楽なご飯はないですしね。笑)

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冬はオイルヒーターの上や暖炉の近くに置いて発酵させたりするのですが、
そうでない時は湯たんぽを使います。

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ちなみにこちらは蚤の市で調達した100年前のアンティークフランスの湯たんぽ。

納豆菌を手に入れた後は、肝心の納豆の作り方ですが、大豆をよく水で洗い
その後、たっぷりの水に一晩浸します。

圧力鍋があれば、あっという間にできるのですが、私は持っていないので&蒸した
大豆のほうが好きなので、ひたすら時間をかけて蒸します。
(差水をしないといけないのでお天気の悪い引きこもりデーがベスト)

コツは大豆に話しかけながら(笑)ひたすら蒸します。
目安は親指と人差し指で簡単に潰せるくらい。
だいたい5〜6時間が目安ですがちゃんと潰せるくらいじゃないと出来上がりが
固くて美味しくないのでここでは時間をかけます。
その後、温かいうちに納豆菌を1kgに対して耳かき一杯分くらいをふりかけて
よくまぜるのですが、私にとって一番難しいのは発酵。(ここで結構失敗します)
14〜15時間発酵させた後、1日冷蔵庫に置いて食べるのが食べ頃です。

昔から理系にはめっぽう弱かったけれど(そういうレベルではない!?)実験という名が
相応しい納豆作り!?楽しいですよ〜。

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お友達からもらった手作りキムチと一緒に納豆パスタ。
まあ、さすがに日本食が好きなブンも納豆は受けつけないので、ブンには
ブン用に、そしてオースケもキムチは無理なのでオースケには納豆海苔パスタと
家族3人3様のご飯(パスソース??)の支度が必要になるわけですが、
自分の食べたいものを準備する延長にある食事の支度は苦にならないから不思議。

それにオースケは女心がわかっているので「ママの納豆が一番美味しいっ!」て
言ってくれますしね!?(たんなる親バカですみませんっ)