フランスの銀行手数料とオプションにはご用心!《後編》

 

新しいカルトブルーを受け取ったもの、カードと同時発送(カードは銀行の支店に暗証番号は自宅に届く)
聞いていた暗証番号が、自宅に郵送されてこないので相変わらずカルトブルーが使えず…。

結局4月11日(土)のお昼前まで待ちましたが、暗証番号の手紙は届かなかったので、
再び、急いで銀行へ。

フランスの銀行は土曜日の午前中は営業していますが、月曜日は定休日で営業していないので
土曜日12時前を逃すと、火曜日の朝、銀行があくまで窓口ではお金をおろせません。
暗証番号がわからないのでATMで現金を引き出すこともできないし、週末、現金が手元に
ないのは困ります。(蚤の市にいくかもしれないし…←私の場合、非常にこれが大きいです)

 

今度は4月1日に対応してくれたお姉さんが窓口にいました。

私 :
『カルトブルーは受け取ったけれど、暗証番号がまだ届かないので、現金を引き出したいの
ですが。それと一昨日、ソシエテー(ル)カードの私の分の会費は無料にします。と言われ
たにもかかわらず、二人分の40ユーロが引き落とされていたのですが…』

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すると銀行のお姉さんの意外なお言葉 :
『40ユーロ取り戻したいってことですよね?じゃあ普通のカードを再発行しましょう。』
とな。となとなとな。 あっさり。ほんとぉぉ〜〜にあっさり!

えっ?木曜日のあの1時間以上にも及ぶ(前にいた人も問題があって順番待ちで30分待まったということもあり)
あの攻防は一体なんだったんでしょう?

私 :   『でも、カードを再発行したらまた暗証番号変わるんですよね?』

銀行のお姉さん :  『いえ、変わりませんよ。』

私 :   『一応、他にも質問があったので、先日窓口で対応していただいたムッシューと
来週、木曜日にランデヴー(会う約束)をとったのですが・・』

銀行のお姉さん :
『う〜ん。来週の木曜日までには新しいカードは届かないので、金曜か土曜以降に
また来店してもらうことになりますが・・。』

私 :   『あっ、それは構いません。でも、その場合、今手元にあるカードは使えませんよね?』

銀行のお姉さん :  『いえ、新しいカードが届くまで問題なくお使いいただけますよ。』

えっと…いったいなんだったのでしょう…。
もしや、シンプルな物事を超複雑難解にする天才ですかあのムッシューは??

次回のランデヴーの時に変な金融商品売りつけられるかも…??
絶対、その手にはのらないぞ〜! それに自分の中では質問の答えが既に出ていたので、
ランデヴー取り消してもよかったのですが、とりあえず再び決戦の木曜日。(前回も木曜日。笑)

挨拶して(フランスでは仕事関係などで会うときはビズではなく握手します。)個室に通されて座って、
とりあえず勧められるまま余計な保険とかには入らないぞ。と
戦闘態勢に入っていた私にムッシューの第一声。

さて、今日はなんのご用件でしたっけ?

もう帰ろうかな…と思ったのは言うまでもありません。(笑)

実は前回、窓口で長々とやりとりをしていた時に、(お恥ずかしながら)今年に入って普通口座が
2回ほどマイナスになった時があり、その都度8ユーロが罰金(という表現であっているかな?)として
引き落としされていたので、普通預金口座がマイナスになる場合を想定してあらかじめ
いくらまでならマイナスになってもよいという契約を交わした場合(フランスにはあるんです)
手数料を聞いたのですが、場合によるのでランデヴーをとってお話しましょう。
ということになっていたのです。

日本の銀行の場合は引き落とされる金額に対して、口座の残金が足りない場合、数日間
銀行側が自動に引き落とし手続きをした後、最後は振込みの依頼の手紙がくるのが通常
だと思いますが(もう日本を離れて長いので間違っていたらすみません)フランスの場合は銀行の残高が
足りなくても銀行が補填する形で引き落としされるので、時として口座の残額が
マイナスになることがあります。

フランスの普通預金口座に利息はつかないので、私の場合は利息のつく貯蓄口座に最大限
(といっても微々たるものですが)お金を入れています。クレディアグリコールの場合、15日毎の残高
で計算されるので、毎月1日と16日にその前の15日間の残高で計算し毎年1月に利息がつきます。
で、こまめに口座間で少ないお金を移動させているのですが、普通口座に4〜10ユーロほど、
足りなかった日が2度ほどあって(翌日にすぐ入金してプラスに)その都度、8ユーロ引き落し
されていたので、マイナス金額に関係なく一律8ユーロなのかなど、もろもろ聞きたかった
のですが、要はマイナスにならないようにしたらいいだけの話なので、私の中ではランデヴー
をとった後の数日間で答えは出ていたのです。

でも、銀行としては少しでもいろんな手数料を取りたい(近年フランスのどの銀行もその傾向が強いように思います)
ところだと思うので、前回の感じからすると色々とお勧めされて、またややこしいことに
ならないかなぁ…というのもあり戦闘態勢。(笑。でもあっさり肩透かし。)

クレディアグリコールの場合、口座マイナス契約はその契約金額が100ユーロでも2000ユーロ
でも月々手数料は7.5ユーロとのこと。※2015年4月現在

ムッシュー…勿体ぶってませんか…。それなら、窓口で伺った時に答えていただいても
良さそうなものですが?

まあ世間話しつつ、いろんな商品教えていただきました!?

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さて、肝心のカルトブルー、新しい普通のカードをその後受け取り無事、使用できていますが、
ソシエテー(ル)カードの会費40ユーロは即日引き落としだったのに、通常のカードにもどしてから
1週間以上たった今日もまだ40ユーロは返金されていません。
いつになったら返金されるのか・・・それともこのままなのか(カード変えた意味なーし!)
(そして、暗証番号は変わらないものの、また後日新しいカードを受け取った後に郵送されてきて。発行の日付が2回とも
カードを窓口で受け取った日付なので同時発送ではなく、窓口でカード本体を受け取ってから郵送されてきている感じです)

引き落とす時は即日返金は数ヶ月後(よくある話)とか止めていただきたいですね。ほんとに。

ただカードの期限が1ヶ月伸びたというのは喜ぶべき点かもしれませんが…。なぜか2018年5月に。
(2枚の画像をよーく見てみてくださいね〜)

さて長くなったので、オプションの話は《番外編》へ(引っ張ってすみません×××)
簡単にいうと、銀行でも他でも何かの商品の契約書を交わした時にあらかじめ細かい説明書きに
チェックが付いていて初めの3ヶ月は無料。だけど、その後気付いたら口座から自動引き落とし。
になんてことになっていて、それが結構な金額になっているってことに最近気づいた我が家のお話。