もしも標高3800mで閉じ込められたら?

先週木曜日にミディ展望台の先のイタリア国境、エルブローネに行くゴンドラがケーブルの異常(絡まってってどういうこと?)で停止して(標高3600m~3800mのところをゆっくりと遊覧するゴンドラです)110人の方が閉じ込められました。

停止した午後3時過ぎからフランスとイタリアの山岳救助隊20名によりヘリコプター4機で救助が行われたのですが、20時45分頃の日没までに救助できた方は77名。残りの33名の方はゴンドラの中で一夜を明かすことになりました。

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ゴンドラの中とはいえ、真夏でも雪が積もることのある場所で、ほんの数時間のつもりで、軽装でほとんど食料も持たず行っていた方(そして大半の方がそうだったのではないかと思います)は、どんなに心細かっただろうと思います。(一応、水とエネルギーバーとサバイバルシートの供給はあったようです。こういうときこそチーズフォンデュ!

翌日、救助された方のコメントも「軽装だったし、冷え込みが厳しかった。」とのことでしたが、けが人もなく、大きな事故にもつながらなかったのが幸いです。

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ケーブルカーやゴンドラで山に行くといっても、服装と携行品はとても大事ですね!
こんなことは何十年に一度(前回の故障は15年以上前のミディのケーブルカーでヘリコプターでの救助)ですが、備えあれば憂いなし。みなさんも十分に準備して山へお出かけください。(そして、しばらくエルブローネは運休です。というか来シーズンまでには復旧してくれることを願いつつ・・)

かくいう私は3カ月の山禁止令が発令中なのですが「よかったね。スキーのシーズンじゃなくって」って先生に言われました。えっ?基準そこですか?「いやキノコ狩り行きたいんですけど・・・」っていったら「う~んLe Paradis des Prazぐらいだったらいいけど・・あっ、でもキノコはどうかなぁ(あるかなぁ)」と言われて、心の中で「ないよっ!あっても1本くらいだよっ!」って逆切れしたのがつい最近。(笑)

不謹慎ながら個人的にシャモニー名物松葉杖とギブスだと密かに思っていたのですが(こんなに松葉杖とギブス姿の人が多い町はほかにないのではないかと思うくらい冬の風物詩といっても過言ではありません。←ほんと不謹慎でごめんなさいっ!!)そんな不謹慎なことをずっと心の中で思っていた私が、まさに今、季節外れのシャモニー名物。しかも、スキーとかパラグライダーとかスポーツでの負傷でないところも我ながら痛い・・。

病院の受付のマダムに「ヒカル、今度はいったいなにしたの??」ってもう言われないようにしようと固く心に誓う秋。
自由に動けないって辛いですねぇ。食べてばかりで体重も増えますねぇ。2時間ドラマ3本とか見てる暇があったら、ブログ更新しましょうね私。に応援クリック!(←ない)