フランスで二世帯住宅

 

フランスで二世帯住宅ってあまり聞かないというか、まったくないわけではないけれど
あまりないみたいで…でも山の我が家は二世帯住宅(住居スペースは完全に分かれています)

ただサヴォア地方(シャモニー周辺では?)では結構多いようで、他にも二世帯住宅している
(シャモニーっこでフランス人だけど)人を結構知っています。
でも大抵は、そのお家の娘さんとその旦那さん(もしくは彼)というパターンが大多数。

以前、ホテルで働いていた時の友達と食事会をした時のこと(いわゆる女子会!??)
みんな義理の両親と二世帯住宅なんて「ありえない」と一言。

その時のメンバーはフランス人、フィンランド人、ポーランド人、私。
それぞれ育った環境も国も全く違うけど、姑嫁問題は万国共通のようで…。
とりあえずフランス人女性は激しい人が多いので衝突する割合も高いのかな?(笑)

フランス人の友達なんて距離的な問題もあるけど、(その子の義理の両親は北のほうに住んでいる)
今の旦那さんと一緒になってから10年で2、3回しか会ったことがない。と言っていたし、
合わないものは会わない。というはっきりした感じも多いのが事実。

まあ、我が家はうまくいっている方だと思います。
二人でお出かけしたりもしますしね。

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そんな訳で(??)義母とブンの写真初公開。(ってブンは4ヶ月の時ですが)
いや〜初めてこの写真見せられた時も思いましたが若い時のマミィ(義母)
めちゃくちゃ綺麗です。

なぜこんな写真を引っ張ってきたかというと、今週のシャモニー日本ウィークで
義母が着付けの先生に着物を着せてもらって似合っていたので載せたいなぁ
と思ったから。(いい記念になりました。ありがとうございました!)

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「馬子にも衣装」と思わず言ってしまって、それ何???と聞かれましたが、
うーん。(これって褒め言葉じゃないし・・・いかんいかん。結局その場では説明できず、後で調べてみました)
フランス語にもこれに価する諺があるようで「Faire amende plumes des oiseaux」
というそうです。(間違っていたらごめんなさい!)

そんなマミィとパピィ(義父)は19歳年が離れています。
ブンは一番上のお姉さん(亡くなっています)とは10歳離れていて(お兄さんとも9歳差)
それはそれは甘やかされて育っているので、まったくもって家事ができません。
結婚前も今の家に住んでいたので、洗濯物も義母がやっていてTシャツまでアイロン
かけてもらってました。(余談ですがフランス人Tシャツもアイロンがけする人多いです)

そんなブンが初めて覚えた日本語は「役立たず!(だってほんとに役立たず。鬼嫁万歳!?)
オースケがそうならないように鍛えなければと思うのですが、なかなか・・悪い見本が
すぐ目の前(誰かさん)にいると難しい(??言い訳〜)

さて、義父は只今、入院中で義母はお見舞いにいって夕方遅く帰ってくるので、
私が食事の支度をすることが多いのですが(義母は一人での食事に慣れないといけないからと
遠慮してましたが、まあ3人分作るのも4人分作るのも変わりませんから一緒に食べています)
先日は、Patate douce(パタットゥ ドゥース/さつまいも)を持ってきて、
「好きなんだけど、調理方法がイマイチわからないのよね〜」=調理して。(爆)

それは新しいカタチのおねだりですか!お義母さま!(笑)

実家の母に笑いながら報告したら「あら、なかなかいい戦法だわね」ですって。
まあ、そんなわけで、せっせと、食材を運んできてくれるので、嫁(私)もせっせと
作らざるを得ず。(義母の名誉のために言っておくと逆に作ってくれる時もあります)

で、先日はなんでか知らないけどこんなに野菜買っちゃったから、
と持ってこられたのがこちら↓
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ズボラ主婦は切って並べて・・・・
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塩胡椒&ハーブ(ハーブ・ドゥ・プロヴァンスなどなんでも)オリーブオイルを上からかけて…

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オーブンで焼くだけ。
メインに鳥の丸焼きとジャガイモも作った(というかちょちょっとやってこれまたオーブンに入れただけですが)
のですが、いつも食べてから写真を撮り忘れたことに気づく・・・・。

さて、今は嫁の立場ですが、いつか順調にいけば姑という立場になるわけで、
男の子のお母さんってほんとに損だなぁって思ったりします。
(一般論です。女の子の方が家庭を持っても圧倒的に両親に近い距離を保っている場合が多いと思うので)

超マザコン男オースケの口癖は「ママ一生離さない(笑)なのですが、
それはそれで困るし、いい人が見つかったら(いやオースケがいいお年頃になったら)
ママはひっそりと一人で暮らすよ(あれ?ブンは?笑)といつも言っていますが、
そんな日が来るのもあっという間なんでしょうね。

今という時間を大切にしないといけないな。と思う今日この頃です。